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株式会社エニアグラムコーチング - ブログ

2017/01/17

【メーシー教授】相手の怒りをすぐに静める技術

「さくらちゃん(大学2年女子大生)」と「メーシー教授」が、あなたの人生に価値の高い気づきを与えてくれます。

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さくらなやみ

メーシー教授、前回は自分の怒りをすぐに静める方法を教えていただきました。相手が、ものすごく怒っている時は、どうすれば良いのでしょうか。

 

メーシー教授

 

人間の「怒り」は、全て「恐れ」から発しておる。

 

 

さくらなやみ
 
 

「恐れ」が「怒り」を作っているのですか。

 
 
 
メーシー教授

エニアグラムでは、全てのタイプが、そのタイプ特有の根元的な「恐れ」があることを示している。例えば、わしはスナフキンタイプタイプ(タイプ4)じゃ。スナフキンタイプタイプ(タイプ4)であるわしに「夢を見るな。現実だけを見ろ」と言われたら、言った相手に、強い怒りを感じる。

 

さくらなやみ
 

 

では、私の場合はどうでしょう。

 

メーシー教授

 

さくらちゃんは、サザエさんタイプ(タイプ7)じゃから「お前には失望した。お前は、欠乏の苦しみから逃れられず、幸福になることは出来ない」と言ったらどうじゃろう。

 

さくらなやみ

 

強い怒りを感じます。教授が大嫌いになりそうです。

 

メーシー教授

 

このように、どのタイプにも、それぞれの「恐れ」があり、「恐れ」の地雷を踏むと「怒り」のスイッチが入る。「恐れ」にはタイプごとにあり、全部で9種類ある。

 

さくらなやみ

 

エニアグラムを学習して、相手のタイプの「恐れ」を知っていれば、相手を怒らせずに済むわけですね。では、もうすでに怒っている人には、どうすれば良いのでしょう。

メーシー教授

日常での「怒り」は、ほとんどが「自己の尊厳を傷つけられた」と感じていることから生じておる。自分の文化や、習慣が否定されたり、自分の存在を無視されたと感じる時、「怒り」が生じる。電車の中で足を踏まれた時、相手が「すみません」と言ってくれれば事が済むが、知らんぷりで、こちらの痛みを無視された時「自己の尊厳が傷つけられた」「怒りのスイッチが入る」となる。

 

さくらなやみ

 

確かにそうですね。足を踏まれて、無視されると頭に来ます。では自分の文化や習慣が否定されるとは、どういうことですか。

 

メーシー教授

日本では、「他人の家に土足で上がる」という意味は、礼儀を知らないばかりか、人間としての相手の尊厳を傷つける行為を指している。ここに「怒り」のスイッチがある。しかし欧米の習慣では「土足で家に上がる」ことは、人間の尊厳を傷つける行為でも何でもない。普通のことじゃから「怒り」には発展しない。これは、国際社会で生じる、よくある文化の摩擦や衝突に過ぎない。

 

さくらなやみ

 

でもそれが、どのように自分たちと関係があるのですか。

 

メーシー教授

摩擦や衝突は互いの文化の違いを理解し、尊重することで、「怒り」にまで発展しなくても良くなる。まずは、人間がスナフキンタイプ(タイプ4)やサザエさんタイプ(タイプ7)など、そもそも全世界共通に、人間には異なった自我・気質の文化が存在することを知らなければならない。

 

さくらなやみ

 

つまり教授は、日本人の家に土足で家に上がるように、相手の自我・気質の文化を理解、尊重しないから相手に「怒り」を生じさせるとおっしゃりたいのですね。

メーシー教授

 

その通り。であるから、相手がすでに怒っていたら、相手の自我・気質の文化を知らなかったことで、相手の尊厳を傷つけ、地雷を踏むミスをしてしまう自分であることを、自ら相手に開示することじゃ。

 

さくらなやみ

なるほど。自分は知らず知らずに相手の尊厳を傷つけていたことを、こちらから伝えるのですね。

 

 

メーシー教授

「自分は、あなたの怒りを生じさせる何かをしてしまったことは分かりますが、どのようなことでしたでしょうか」と相手に尋ねる。そのようにさくらちゃんが聞かれたら、どうじゃろう。

 

 

さくらなやみ

 

怒りは感じていますが、だんだん、冷静になっていくかもしれません。靴を脱ぐという文化を持たない人に、いつまでも怒っていても仕方無いです。

 

メーシー教授

 

その文化の違いを聞いた後、さらに「そのようなことが、あなたの気に障ったとは分かりませんでした。大変失礼いたしました」と言われたら・・・。

 

 

さくらハッピー

最終的には、相手を赦してしまうかもしれません。欧米の方から「日本の家の中では、靴を脱ぐということが常識であると分からなかったのです。すみませんでした」と言われたら、赦すしかないでしょう。その時、すでに怒りは消えています。・・・なるほど、相手が怒っている時は、スナフキンタイプ(タイプ4)やサザエさんタイプ(タイプ7)などの自我・気質という文化の違う人と接していることを前提に相手を理解し、自分の無理解を謝罪すれば良いのですね。メーシー教授、今日も良いことを教えてくださり、有難うございます。

参考:「最強交渉人が使っている一瞬で心を動かす技術」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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